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再会のdoiのレビュー・感想・評価

再会(1975年製作の映画)
4.0
只事でない江波と五郎(野口五郎山)の姉弟関係。港でブラジル行きの船を探す(またブラジル!?)姉の後をまとわりついてレールがあれば当然綱渡り、すこし怒らせてもほっとけばコロッと戻ってくる子犬を超える子犬ぶりの五郎。今回大人の世界を体現するのは未成年の気持ちもわからないじゃない、しかし自分を「アタシ」というたびに緊張が走る池部良、姉を愛しているか尋ねられた返事は「無論?」。怖すぎ。そいつと遊んだら二度と人間の世界に戻ってこれないんじゃない?という雰囲気満点の少女にはまとわりつかれた挙句に誘拐犯扱いされ「かわいかったから」と100点の答えで取調べを受ける五郎。やたらオブラートに処女を表現する大学というものに期待をしすぎた少女にはホテルで上着も脱がずに寝そべり「こっち来んだろ?」から説教ビンタ。そんなことで大騒ぎしてる間に森進一に続いてまた大物をブラジル送りにする斎藤耕一。
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