もとまち

魔 デビルズ・オーメンのもとまちのレビュー・感想・評価

魔 デビルズ・オーメン(1983年製作の映画)
4.2
ボクサー僧侶vs.マジキチエクソシズム。レトロなSFXに満ち溢れたトンデモ呪術バトルが楽しすぎ! 黒魔術師がニワトリを首チョンパして鮮血を振り撒けば、出てくる出てくるコウモリやワニのガイコツの大群が! 対する僧侶は全身に呪文を投影させて、ピカピカ赤く発光しながら防御体制に。ここのアニメーションが死ぬほどカッコいい。内蔵に食らいついて魔物の生首を召喚する黒魔術師、しかしそれも爆発! 最後は己の生首をヒューッと飛ばし、血管(神経?)で僧侶をぐるぐる巻きにしてしまう。そこで日が昇って生首はドロドロ溶け、なんとか僧侶がWIN。...この時点で映画はまだ前半戦。80年代香港ホラー、テンション高すぎだろ。脳味噌入りの頭蓋骨に蛇の毒を垂らしてかき混ぜる、ワニの腹を掻っ捌いて死体を詰め込む、マジモンのゲロを口に含んで死体に注ぎ込む等、ぱっちい黒魔術の儀式を丁寧に見せてくれる所も最高にイカれてて良い。呪術師三人でゲロを移し合うくだり、見てらんないくらいキツかったけど役者魂を感じた。目を瞑って勢い良く食べてるあたりかなり嫌だっただろうな、と。
もとまち

もとまち