風来のリヨナ

魔 デビルズ・オーメンの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

魔 デビルズ・オーメン(1983年製作の映画)
5.0
俺に僧侶になれと!?

ムエタイ戦士の弟が相手のダーティプレーで一生不随の憂き目にあったチャン・ホン。病室の弟が囁くのは「仇を取ってくれないか」…任せてくれ…早速タイに乗り込み3ヶ月後の決戦を取り付けた。

その帰り、最近なにかと目撃していた”幻覚”に合致する寺を発見。何故か向こうはこっちを知ってる…実は寺の大師が現在邪術に臥せっており、その際に解呪の者として予言されていたのがホン氏だったのだ。前世双子だったからお前もこのままだと死ぬぜ、前世のよしみでさ〜頼むよ。まずは呪術師を討つべく出家を決めるのだった…みたいな。

もう評判納得のザ・グロカルト。
仏殿や邪神像の実にあっちのアジアっぽいカラフルさ…手作り感たっぷりのフェルト妖魔たちのキュートさ…ムエタイに仏教に呪術バトルの掛け合わせの狂い方…容赦無い虫や生き物描写…キテレツ過ぎる展開…そしてグロ…多分一生忘れないですねこれ。

説明不能な唯一無二っぷりで、ディスクはプレミアだけどTSUTAYA先生がどうにかしてくれるのでとにかく観てほしいです。「あのマーズ・アタックやばくない?」とか意味不明なお話がしたいです。

自分史上一番気持ちの悪い食事シーンなんかも観れて最高でした(おじさんが腐った物食いまくって吐き戻し、それを別のおじさんが咀嚼し吐き戻し、更に女の死体に食わせる)観よう!!

個人的に気に入ったのは、仏像バジュラ弾、ウツボ吐くとこ(ガチ)、急かされるスケルトンコウモリ、「香港に戻って良いぞ」→食い気味に”香港”のテロップ出るとこです。
風来のリヨナ

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