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カルメンという名の女のfleurのレビュー・感想・評価

カルメンという名の女(1983年製作の映画)
4.6
弦の四十奏と波の音の映画。クレールのヴィオラが弾き真似すら下手で終始そればかり気になってしょうがなかった…
映画の撮影と称すれば犯罪もいとも簡単に実行できてしまうのではないか、と計画を企てるカルメンたち。「すべてフィクションか?」と尋ねるゴダール叔父さん(本人)。ゴダール叔父さんが入院中の病室に飾られているチューリップの色鮮やかなピンク。海のカット、月光だろうか?光に照らされた穏やかな波の、艶やかなベロアの布地のような美しさ。麗しい俯くカルメン。
C’est l’aube, mademoiselle.、とホテルのボーイに言われ、恐らく息絶えたであろうカルメン。全然答えになってないじゃん…と思った。
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