ポンコツ娘萌え萌え同盟

鞍馬天狗 龍驤琥搏の巻のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

鞍馬天狗 龍驤琥搏の巻(1938年製作の映画)
4.0
角兵衛獅子の続編的な作品。前作よりも作品としてパワーアップしているという印象。特に最序盤の"ええじゃないか"の裏で謎の組織に襲撃された痕跡があるのはすごく幕末感(?)をぐっと感じる。

前作は新選組だったけど本作は『山嶽党』となる子を想う親の心すらも利用するような非道な悪の組織みたいなのが出てくるなどの点もヒーロー映画的な側面を強くする。

新吉くん関連を軸とした物語の進み方という印象だったが新吉の葛藤や成長なども見られる他、新吉と杉作の友情などもしっかり描かれていた。

またアラカンの殺陣やアクションなども良好だったので見応えあったけれど本作における演出や特に終盤の某シーンが対比となっているのが良かった。