コザカナカルシウム

恋する女たちのコザカナカルシウムのレビュー・感想・評価

恋する女たち(1986年製作の映画)
3.9
変です、この映画。けど、そこが堪らない。

斉藤由貴が一人佇む背面カットからの、高井麻巳子の遺影…それなのに喪服を着た斉藤由貴と相楽晴子が普通のトーンで女子高生ぽい会話しながら金沢らしい町を歩いている。よい違和感に溢れたオープニングに惹き付けられる。

遺影は高井麻巳子が失恋の痛手を慰めるための葬式のもので、その儀式はこれまでも何度もあった。

平均台で脚を広げたらショートパンツが破けたのもその一つ。

おニャン子クラブの中でもトップの人気だった高井麻巳子のショートパンツが破れるシーンは衝撃的だった。

高校生の恋愛物なんだけど、恋愛の話!?って感じだし、そもそも今の高校生よりずっと中身が大人だと思う。

大森一樹監督って理系でめちゃくちゃ頭がいいんだろうなぁと思う。
山口雅俊さんと通じる変さがある。