この世の地獄。
仕事仲間たちと酒を飲み、沢山の人に祝われながら結婚式をし、そのまま鹿狩りを楽しむような生活を送っていた男たちの人生がベトナム出兵で全て変わってしまう物語。
今は増して大切な映画だけど、今だからキツい……。
“The Deer Hunter”というタイトルらしく、戦争の前後で主人公が行う鹿狩りが彼の変化として描かれる今作。
趣味だった鹿狩りが命のやり取りに変わり、昔と同じようには楽しめなくなる描写の辛さよ。
スタンのあの振る舞いも、地獄を見たかどうかでどれだけ人生が変わってくるのか示してて。
観てる間は辛い時間ばかりだけど、この世に残すべき良い映画だった。
