これまで断片的に見ていた作品。
今年こそ腰を据えて鑑賞しました。
3時間と長尺なので集中力も体力も要る。
公開されたのは1978年。ベトナム戦争の終結は1975年だから、まだアメリカ中がベトナム戦争の後遺症を抱えていた最中だったと想像すると、作品のメッセージ性、インパクトは今以上のものだったと推測。
ロシア系アメリカ人の若者が米ソの代理戦争となっているベトナム戦争に出征し、捕虜になってロシアンルーレットをする。結局はその時々の運に身を委ねるしかなく、翻弄されるのはいつも一般市民。そんな虚しさを感じる。
最後に全員で合唱する「ゴッドブレスアメリカ」も国の為に命を捧げた市民達への鎮魂歌なのだろう。