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ディア・ハンターのessのレビュー・感想・評価

ディア・ハンター(1978年製作の映画)
3.5
2024年2月25日 unextにて。

戦争映画の金字塔?

魂のゆくえを勧めてくれた友人から、同時に勧められていた作品。3時間超えということもあり、良い映画なんだろうとは思いながらも、なかなか観ることが出来なかった。職場関係の人が亡くなったり、色々とあって、重厚な世界観に没入するために鑑賞。

結論から言うと、良くあるもっと早く観ておけば良かった系の映画だった。
序盤が少し怠いけど、人間関係や日常とかパーティーの描写があるからこそ、帰還後の人間関係の微妙な変化だったりに説得力があるんだろうよ。

戦争から帰還したマイケルへの、街の人々からの歓迎に対しての微妙な反応も印象的だし、人間関係の変化がなんともやり切れない。
あとは、ロシア系移民の生活とかコミュニティをもっと知りたくなった。しかし、ロシア系移民がベトナムでロシアンルーレットやるって、凄いブラックジョークだな。

始まっちゃったら当事者のそれへのイメージとは関係なく、関わってしまったらその人と周囲の穏やかな世界は崩壊する。という教訓を得ました。人が人を殺すことに耐えられるほど、人間は強くない。
難しいことは分からないけれど、とりあえず戦争反対。

メリル・ストリープが美人だったことと、婚約者でもあったジョン・ガザールのキャラクターが、ゴットファーザーとか狼たちの午後の感じと似てて良い。
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