ハタケ

ディア・ハンターのハタケのネタバレレビュー・内容・結末

ディア・ハンター(1978年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

タクシードライバーを観た時に
「戦争から帰ってきて不眠症なのは分かるけど、デートでポルノ映画行く?それは戦争関係なくない?」
とか思ったんだけど、関係あるね。戦争は人を変えてしまう。どんな風に変わるかは人それぞれだけど。

何気ない日常を描く系はとても好きなので、最初の1時間は全く苦じゃない。
そんな何でもない日常を過ごしていた仲間が戦争に行った。そして帰ってきた。
あんな過酷な経験をした者と、していない者。元のような関係にすっかりは戻れないよ。どこか壁がある。

「太陽を盗んだ男」がめちゃくちゃ面白くて「日本版タクシードライバーだwサイコパスw」と思ったんだけど、沢田研二は戦争行ってないよな。戦争行ってないのにあんな若者を生む社会。国の責任は重い。

永野チャンネルで「北の国から〜戦場〜」と言っていたけど、本当にその通り。地元感が半端ない。仲間で飲んでる感じとか、ボーリングとか、the地元なノリ。

ベトナム行く前の飲み屋で、友人が弾くショパンのノクターン聴いてしんみりしちゃう感じとか。

あと本当にアコギの曲が北の国からそっくり(笑)永野チャンネルで「倉本聰影響受けたんじゃないか」って言ってたけど、本当にそんな感じしてきた。あんな感じのお葬式のシーン、北の国からにもなかったっけ?

戦争行ってからは勿論だけど、ニックが死んでから最後まで辛くて辛くて泣きながら観た。

辛い時は永野チャンネルでDVDのジャケットを改めて見て「ほら!五郎さんじゃん!!」ってなった所を思い出して笑うことにしよう。


デニーロの演技がノっていて良い。というかルックスが普通にかっこいい。どうやら私はデニーロがかなり好きなようだ。出てるやつ全部観たい。このあたりの時期から攻めていこう。
ハタケ

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