jonajona

ノッティングヒルの恋人のjonajonaのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
5.0
一般人の本屋の主人公が高嶺の花に出会う心理的な距離感の捉え方が絶妙で素敵だった。

序盤奇跡的な出会いにキュンとするけどこれっきりに違いないという何も起きなさ加減がリアルな距離感で、人生そんなもんコレだけで十分嬉しい体験と諦めかけた矢先アクシデント的に再会があってまた離れるかと思わせてからのこちらの予想を上回る急速で距離が縮まるドキッと展開。

同居人のアホのスパイクがだいすき。
なあおい、俺だぜ?話せよってなんの説得力もないけど気が抜けて話したくなる慰め方最高。ほいで結局心開いて喋ってみたらばひでぇこと言いやがるし笑。勝手に自分のダイバースウェット着られるのは嫌だけど好き。

ヒューグラントのセクシーな困り顔と微笑みで魅せ続ける2時間の映画。
本作の彼はユーモアがあって辛くてもジョークを言い続ける伊達男で超セクシー。本来ありえないと思える事だけど、これはハリウッドスターとの恋もあるんじゃないかと信じさせてくれる。
ジュリアロバーツもきれいで複雑な立場なのに笑える気丈さあって素敵。ハリウッドスターらしい言ってる事が信用ならない奔放さが時々垣間見えるのもらしい。2人とも微笑みが可愛い。

2人とももう若くないしやる事はやってきたよねって前提の大人の恋愛劇で、傷付いたりしても軽口言い合って深く言及しない感じがリアルだしキュンキュンする。メルギブソンの尻の下り笑った。

スパイクかと思って消えてくれって言ったら彼女かい!ってシーンとか、ベタだけど笑えるしドキッとする場面が一杯あって楽しかった。恋愛映画も捨てたもんちゃいますねぇ

終盤の展開も最高。


【名言語録】ネタバレあり🦑

シュールだけど素敵だった

ーキスのことは誰にも言わないで
ーわかった。
自分に言っても
自分で信じられないよ

ー申し訳ない僕は大マヌケだ。
こんなのは夢の中の出来事みたいだ
とても現実とは思えなくて
でも最高の夢だ。また君に会えるなんて
ー夢の中ではどうなるの?

ーなんでわたし、あなたと?
ーわからない

ー奇妙な現実に引き戻された
ーごめんなさい。なんて言ったらいいのか
ーたぶん『さよなら』だよ

ーカモーン
言えってば 俺だぜ 
スパイキーだぜ
俺はえらく強い霊気を感じてるんだ

ーリタヘイワーズが言ったわ
『男達はギルダと寝て私で目覚める』
ーギルダって?
ー彼女の当たり役。男はギルダを見て彼女に惚れて、彼女を見て幻滅するの
あなたもそう?
ー今朝の君が1番きれいだよ

ーお前と付き合いたいって?
ーああ
ー素敵だよ
ーどうして?
ーだってそうだろ?
相手が誰であれそう言ってくれるのは

ーマックス、お前の車は速い?
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