Ginga

ノッティングヒルの恋人のGingaのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.3
ずっと渋ってたがようやく見た。
ジュリア・ロバーツがとにかく美しすぎる、かつヒュー・グラントの笑顔が素敵。

90年代の映画の良さって、ありきたりが最高純度で味わえることなのよね。小説でも漫画でも映画でも擦りに擦られたテーマとかストーリーを恥ずかしげもなく、不純物もなく描ききるからこそ、長い時間を超えて多くのファンが残り続けるんだと思う。新しい視点とかテーマを取り入れのはとっても大事なことなんだけど、古典的なテーマを最も完璧にやり切ることのカッコよさというのもある、それを見せつけてくれている気がする。

これからも何度も見るであろう一本になりました。

[追記]
当時のアメリカとイギリスの力関係とか、富と幸せの関係とか。
そういうテーマもあるっちゃあるだろう。でも純粋に映画としての完成度で殴り合えるんだから、一旦それは置いておいて、素晴らしいセリフ、魅力的な登場人物、美しいセットに酔いしれるのが吉。

リチャード・カーティスのワードセンスには脱帽。
才能ある作家はテンポが良い、を体現してる。
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