あちぴろ

ノッティングヒルの恋人のあちぴろのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
5.0
数あるラブストーリーの中でも、スターとの恋を描く作品はよくある。
だけど、この映画だけは、なんとも胸がキュンキュンするお話。
エルヴィス・コステロの「She」がものすごくその効果を後押しして、脇役の方々の設定、ラスト10分のシーンは何度も何度も繰り返して見てしまうくらい。

満点。

このあたりのジュリア・ロバーツは抱きしめたくなるくらいにキュート。演じた役も一途な想いを抱きながら、一般人のウィリアムに迷惑をかけまいと我慢する。
ウィリアムも初めはミーハー気分であったものの、アナの辛い過去や置かれた窮屈な現状に徐々に惹かれていくのもよく分かる。


「でも名声って実体がないものなのよ。忘れないで。私もひとりの女よ、好きな男の人に愛してほしいと願ってる」このセリフの後、友人に話した後からの展開が最高。
友人たち、ザ・リッツホテルの受付が最高。
そして、前述のラストの記者会見。
ここが最高すぎる。
「馬と猟犬」の記者として映画のプロモーションの取材という前半の部分をしっかりと後半にも使うところ、「アナ、いつまでイギリスに?」という質問をもう一度繰り返し、「いつまでも」というセリフは鳥肌が立ちまくった。


【追記】
2018年2月、この作品が好きすぎてdTVで3回も見たのに、Blu-rayまで買ってまた観てしまいました。
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