新宿東急1で鑑賞。絶対3だと思ってたけどでかい方での公開だった。
まだこの頃は、サム・ワーシントンの貴重なSFじゃない主演映画だった。「サボタージュ」とかは脇だし。
ハリウッドの未映像化脚本リストにあったというこのお話、確かに「交渉人」に似てる一面はあるが、あそこまで理詰めではなくてかなりの飛躍があるし、結構禁じ手に近い手も終盤に繰り出してきて、先が読めないのがいい。サスペンスものはこういう手管で見せるべき。事件の筋だては実は舘ひろし編の「刑事貴族」最終回と一緒だったりする(誰が分かるん)。
なので割と出落ちみたいな映画なので、初速で引っ張る感じなんだが、 エリザベス・バンクスにアンソニー・マッキー、エド・ハリス、ウィリアム・サドラーと演技派、ベテラが揃う顔ぶれは結構見ていて飽きず、ジェネシス・ロドリゲス嬢には皆さん注目。
ふーじこちゃーんばりの見せ場もあるよ。つーかここだけでこの映画はOK。ラストも爽やかで良いしね。102分は良心的。
タイトルは「マン・オン・ザ・リッジ」の方が、今時はが客入ったんだろうか?