ゴン吉

狂った果実のゴン吉のレビュー・感想・評価

狂った果実(1956年製作の映画)
3.8
湘南を舞台に昭和初期のチンピラの禁断の青春を描いた作品。

石原慎太郎が原作・脚色を担当し、石原裕次郎がインモラルなチンピラを演じた作品。 

春次は、逗子駅ですれ違った若い女性に一目惚れする。
後日、湘南の海で兄の夏久と一緒に水上スキーを楽しんでいた春次は、偶然にも海上を一人で泳いでいる彼女と再会する。
春次は彼女と付き合うようになるが、夏久はクラブで彼女が外人男性と踊っているところを目撃する。
それをネタに夏久は彼女に対して強引に肉体関係を結ぶ。
その後も夏久は弟の春次を出し抜いて彼女と密会を重ねる。
一人の女性をめぐる兄弟対決。
果たして彼らの関係は如何に?

石原裕次郎は遊び人のチンピラ役で、題名の通り、狂った男女関係を演じてます。
ラストは衝撃的ですが、納得できる結末です。
裕次郎を、危ない雰囲気を醸し出す魅力的な男とみるか、もしくはしょうもないとクズとみなすかで見方が分かれるかもしれません。
不思議な役柄です。

BS TVで鑑賞
ゴン吉

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