「灰とダイヤモンド」から35年
時を経てワルシャワ蜂起を描いた
1944年8月1日 ワルシャワ蜂起
赤い旗がはためくシーンが極めてかっこいい
ロンドンにある亡命政府の指揮下にある
ポーランド地下軍事組織「国内軍」は
ワルシャワ市内の各部隊の一斉蜂起にあたって
国内軍兵士マルチンは作戦の指揮を取るが
カミンスキー旅団・SSの徹底的な攻撃の続く中で
ソヴィエト軍の支援を得られずに敗れた
45年ソ連はワルシャワを解放
ドイツ支配から共産党のソ連の支配下に置かれた
マルチンは共産側へ近づく
ソ連軍に投降しシベリア送りになる国内軍兵士たち
彼らの誇りを映し出されている
全編を通してずっと続く緊張感
ヴィシカがくれたポーランドの紋章の入った指輪
旧ポーランドを象微する鷲の王冠
その王冠を削り取ってしまう
翻弄されるポーランドの姿
アンジェイ・ワイダ監督の咆哮する声が聞こえてくる…
マチェックが酒場に現れる やはり悲しい場面
時を経ても変わらず苦境に悶えている
「灰とダイヤモンド」を見てからの方がいいかもです