のぼせギュウマン

またまたあぶない刑事ののぼせギュウマンのネタバレレビュー・内容・結末

またまたあぶない刑事(1988年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『「あっ、殺しちゃうんだ....」今ではありえないハチャメチャ刑事二人に、爆笑必須!』
昔のルパン三世のような大人向けなイメージがあったが、意外に、若者ウケしそうなコミカルさがあって、面白かった。

主人公のタカとユージは、口が上手いダンディさとセクシーさ(見るからに、自称?)をそれぞれ持つ刑事コンビ。だが、勘違いしてはいけない。二人は、強引な手段で事件を解決しては、毎度毎度、上司や仲間を困らせているお騒がせコンビでもある。そのほとんどは、悪玉である犯罪組織や黒幕との銃撃戦。そして、悪者を成敗し、一件落着。
今の日本の刑事ドラマは、犯人や黒幕を捕らえて、終わるものが多い。このシリーズは、豪邸が爆発したり、犯人を射殺して解決するなど、アメリカ映画並に、ぶっ飛んでいる。また、本作の「またまた〜」は、愛する女性を殺された怒りで、タカは、ユージとともに、手下たちを何人も撃ち殺し、ついには、黒幕である重要参考人まで殺してしまう。その後、漫画のようなオチが付いて終わるのだが、公には解決しないという凄い結末である。

批判的だと思うが、爽快感を味わいたい、現実逃避して笑いたい時に、このシリーズは、ピッタリだと思う。本作の前後に公開された作品と「さらば〜」も観たが、どれも一番を選べないほど、最高に面白い。

今年から、新作が制作中という噂があったが、どのキャストさんも、年齢的に無理をせず、臨んでほしい。