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またまたあぶない刑事のcorouigleのレビュー・感想・評価

またまたあぶない刑事(1988年製作の映画)
3.8
1988年の横浜港界隈

私は、物流に身を置いてきた

多分、絵本「ダンプのがらっぱち」が
それなりに影響していると思う

基本穏やか
スイッチが入ると暴走してしまう
そんな、がらっぱちダンプ🚚君

私が2000-2004の頃
長きに渡り体調を崩し
進む道、仕事について迷っていた頃

原点に返り
「ものをはこぶ」
「お客様に喜んで頂く」
「くるまの」
仕事に就きたいと思った

前職東京港での物流を経て
港ヨコハマに転職してきた

少し物流と関わりはあるが
今は直接のそこからは外れた

うちの方針
我が家の家庭あり方を模索する上で
結果的にそうなった

淀みなく書くとそうなるが
本当は泥沼だった

東京でのターミナル関連の仕事は
0:00を超える事が多く
寝る前に食事をする生活を何年も続け
慢性胃炎にもなっていた

それもそこから転職をして
バリウムないし胃カメラでの
健康診断を経ないと分からなかったし
家庭も私もボロボロだった
実にピロリ菌だったりもした

もう完治しているので今は健康体

仕事をとるの?
それとも?
という選択を経ずして
私は自ら東京港からの転職を決意した

家庭とも
職場とも(それなりに)揉めた

と思う

また、私は何よりも
「揉める」こと
「喧嘩すること」
がキライなので

がらっぱち君よろしく
スイッチが入ってしまってたのだとしたら多分、相当周りには
迷惑をかけたと思う

東京港はコンテナ貨物が多く土地が狭い

横浜は「みなと」ありきで
計画されたため土地に余裕があり
「待ち時間」がまるで違う

東京:1本コンテナ取るのに2-3時間以上
(時に4-5など)
横浜:1本コンテナ取るのに1-2時間以内など(時にそれ以下)

ドライバーさんは基本的には
東京で働くことを当然厭う
事務職だって同じだ

私が巡り巡って
横浜で勤務するようになり
本作を観ようと思ったのは

かつての横浜を眺めたかったからだ

ロケ地、この街角はどこだろう、とか
あ、ここは山下か、
ここは本牧か、等
そんな気持ちで眺めているだけで
楽しかった

キャストの豪華さや若さ
1988だもんなぁ...

クルマの古さ
アクションの激しさ

タカとユージの漫才が楽しいこと
何とも言えないバブルな感じの雰囲気

良いところだらけ

つきましては
「どなたか有名な方の代表作」
は「出来れば観た方がいいのかも」
とは思った

踊る大捜査線の方が警察ドラマとしては好きだけれど
これはこれで興味深い

横浜港じゃなかったとしても
のめり込んだし

機会があれば
1から観たいとさえ思った

仕事をしている人を(映画ででも)
観ると思う

大変なのは自分だけじゃない

命懸けでこの人生
何かをやり遂げていきたい
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