このレビューはネタバレを含みます
エミネムの瞳、背中、雰囲気に滲み出る孤独・寂しさが圧倒的。
目が凄くいい。目を見ればエミネムがどんだけ孤独と戦ってきたのか(そして今もまだそれを抱きしめたままでいるのか)よく分かる。すごい。
アンダーグラウンドの雰囲気がたくさん浴びれて最高。ラップバトル観に行きたくなる。
自伝系なのでしょうがないのかもしれないが、エミネム以外のキャラクターが割とモブ感強くて勿体無い。ウインクがウザったい。チェダーは最後はもはや可愛いが途中までは足手纏いすぎてイライラする。母親も愛せない。リリーはめちゃくちゃ可愛いが、そこにいるだけと言う所感。新しい彼女?的なのも、役者さんはとても魅力的なんだけどキャラとしては没個性。
最後、結局報われない育ちのアピール(相手のお育ちが良いことのディス)で勝つのは、なんかいまいち納得いかない。エミネムが自分の境遇を受け入れたというシーンでもあるのだが。自分が英語第一言語でないので、バトルシーンのライムの上手さがズガンと届かないのが悔しい。そこがわかればもっともっと最後のバトルシーンに没入できたのになあと。