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魔女の宅急便のhoshのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
4.7
宮崎監督は人生に影響を与えまくった自分の中で映像の原体験とも言える人。にも関わず見た気になってて最後まで見てないシリーズだった本作。

やっぱり当然の如く最高だった。箒の浮遊感のある作画が凄い、街並みと音楽が美しくて最高!

本作は思春期モノとしてすごいと思う。特に海辺でトンボとその女友達から声をかけられるも、拗ねてしまうシーン。幼少期見た時は意味不明だったが今は違う。この他の人とどこか相容れない孤独や疎外感、苛立ちって当人は言語化できないからより辛いし切ないんだよなー。
『耳をすませば』といい宮崎監督は思春期の気持ちが分かるエスパーなのだろうか。

※ 4.29 に再鑑賞。上京した心境で見るとまた違った細部が見えてくる。年齢を重ねる毎に解像度が増していく素敵な作品だなあと。まだ箒すら持ってないなあ。(4.7に修正)
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