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魔女の宅急便のneroliのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
3.9
名作!!!
 
中盤以降…
『黒猫のジジが喋らなくなり、魔女のキキはホウキにまたがるが飛べなくなる。
そして、ホウキが折れてしまう…。』

「自我」の芽生え?
 
 
絵描きの女性から言われます。
「絵と魔法って似ているよね?」
「私は、絵を描くことが大好きで絵を描き始めたけど、ある時、描けなくなった。」
「今までは、どこかで見たことがある絵を描いていたっていうことに気づいた。」
「でもね、それから前より絵を描くっていうことが分かってきた。」と。
 
 
魔女のキキは、親の見真似で感覚で飛んでいたり、黒猫のジジにアドバイスを受けながら修行を積んでいたけど…。
 
「自我」という自分が出てきて、自分の力で空を飛んだり、人生を生きていくべき時期が来たのでしょうね!
 
ホウキという両親の代理も折れて、黒猫のジジというフロイトのいう精神分析的な「超自我」もなくなり…。
 
自力でデッキブラシにまたがり、黒猫ジジのアドバイスもなく、友人トンボをなんとか助け出す!!!
 
思春期の立派な成長に感動しました!
 

映画の中のユーミンの歌がいい感じです❣️
「ルージュの伝言」
「やさしさに包まれたなら」
 
 
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