お話探し

魔女の宅急便のお話探しのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
4.5
子供の頃、こればっかり観てました・その2。

今度は少女の旅立ち。けど冒頭の、天気予報聞きながら空を見つめ「…今夜だ、今夜しかねぇ…!」と決意する絵面には、男女関係ない普遍的な精神が。

舞台はデザインこそ“理想のおしゃれヨーロッパ”だけど、町の人たちの反応は、ほぼ“現代の我々”ですね。いちいち凹む冷たさまで生々しいけれど、厚意と恩義の描写にもまた嘘がない(これは「ナウシカ」から見受けられた)ので、観ていて鼻につく事もありませんでした。

あとは本作から特に強くなったように思える、ジブリ名物・メシ描写。拠点のパン屋も婆さんのパイも魅力的だけど、久しぶりに観返して『そーだ、子供の頃コレに食いついてた!』と思い出したのが、バスで渡されたボールガム! 同じようなの食べた事あるっちゃあるし、今では甘いガム全く食べないけど、アニメで見ると無性に食べたくなる不思議…。

…トンボとの自転車二人乗りが、初体験のメタファーに見えたのは…ちょっと自分が嫌になるね…
…だって墜落したあと「怖かった」と言いながら笑ってたり、筋肉痛の様子は腰やっちゃったように見えるし、これを経て距離縮まってるし…
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