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魔女の宅急便のnamiのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
4.4
子どもの頃から何度も見た映画。この頃の宮崎駿作品が本当に好き。美しい海の街、キキが飛ぶ姿、服やリボンが風になびく描写、飛ぶ瞬間の浮遊感、激しく飛び上がる様もはや芸術。一人の魔女が成長していく物語自体も良いけど、約2時間の映画という媒体で表現するにあたって素晴らしいの一言。子どもの頃、キキが息を止めるところで一緒に息を止めた。子どもの頃はなんとも思わなかったけど、大人になってキキの手が届いたところで泣いた。時を経ても素敵な作品。
「でもやっぱり飛べなかったら?」
「描くのをやめる。散歩したり景色を見たり昼寝したり何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」
「なるかしら?」
「なるさ」
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