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魔女の宅急便のririmicaのネタバレレビュー・内容・結末

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

大人になってから、人生で初めてまともにジブリを見る。その最初として、魔女の宅急便を選んだ。
余計な味付けがない、シンプルなストーリー。なおかつ、自分探しという、思春期において大切な仕事について丁寧に描いており、この作品の愛される意味がよく分かった。

ウルスラの言葉は、自分を見失ったときにとても勇気をもらえると思った。がむしゃらにやる、それでもだめなら休んだっていい。創作で息詰まった時だけじゃなく、見るべき方向がわからなくなったどんなときにも、大切にするべきことだと思う。

この作品は、答えが出ていないのがとてもいいと思う。キキはこれからどうなっていくのか、自分を本当に見つけ出せたのか。この先は、観客の自分たちで作り上げていくのだと伝えているようにすら感じられる。だから、私も私で自分を探す修行を続けていきたいと思った。
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