勝木杜郎

魔女の宅急便の勝木杜郎のレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
5.0
大人になって見たら超良かった。ストーリーがめちゃ深い。

現代社会(都会)と魔女の世界(田舎)を対比で描いてる。

仕事をして、恋愛をして、普通の現代人としての生活に馴染めば馴染むほど魔女の力が消えていく。魔女の力が消えるのは社会に適応しているってことだから悪いことではないんだけど、過去とか伝統が忘れられて、自分のアイデンティティが魔女から別の物に変わってしまうことを突きつけられる。

キキはその変化に悩んで、葛藤してるんだなって思った。

上京してホームシックになってる人には、ぜひ見て欲しい。同じ悩みを持った少女が必死にもがいて、生きて、自分を探す姿を見られるから。
勝木杜郎

勝木杜郎