老人XY

魔女の宅急便の老人XYのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
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「会話はキャッチボール」

(ドッヂボールをして楽しませてくれた「結婚できない男」という傑作ドラマもありましたが)

つくづくコミュニケーションは双方向性のものだと思わされました。
キキのクソガキ成分が腹立って、そしてそれを包み込む様な大人の態度で受け止められずにひたすらムカついてる自分にも腹が立ち、激おこプンプク侍状態で観賞しました。

例えばトンボとキキが2ケツして飛行船を見に行った後のシーン。トンボの友達が車に乗って、良かったら一緒に飛行船の中まで見に行かない?と誘ってくる場面で、キキはろくに理由も言わずプイッと去ります。奴らがいけすかないリア充なのはよくわかる。あの女の子に良い印象がないのもわかる。でも何か言えよ!!!せめてトンボには何か言えよ!!!!どんな奴だろうとトンボの友達なんだからそこは蔑ろにするなよ!!!!クソ野郎!!!!!あとな!!!!!!最後テメー、デッキブラシさんにちゃんと飛ばねぇと燃やすぞって脅迫しただろ!!!!!ブラシの兄貴が寛大な方で良かったな!!!!!!!!俺がブラシだったらこの身が燃え尽きようと大気圏まで突破して貴様を高度500キロ上空から海面に叩きつけるところだったわ!!!!!!!

と、取り乱す程度にはキキの子どもっぽさにムカついた。過去の自分を見てるようで。

ニシンのパイのばあちゃんと孫のやり取りもさぁ、もっとお互い歩み寄れたら良い関係になるのになって思った。
あの孫も、あのパイがホントに好きじゃなくても、その料理に乗っかった気持ちはわかるでしょうや。つーか配達してくれた人に渡すのは金だけにしとけや!不快感まで渡すな!!!!
ばあちゃんはばあちゃんで、キツい言い方かもしれないけど、自分の得意料理に拘らずに、受け取る相手が喜びそうなもの・好きなものをリサーチしてから贈った方がより気持ちが伝わるのになぁ。キキがあの後、貰っても困る物をばあちゃんから贈られた可能性は低くないと思う。プレゼントって難しい。

※魔女の宅急便みてこんだけ難癖付ける奴は当然友達が少ないです…フフッ…しかも睡眠時間を削ってまで書くという…もうバイトの時間だ…
老人XY

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