牧史郎

二匹の牝犬の牧史郎のレビュー・感想・評価

二匹の牝犬(1964年製作の映画)
3.0
『アウトレイジ』とかもそうだけど、ゲス・クズ合戦みたいな物語は、裏表がない、一面的な徹底的なクズの方が強い。それを嫌味なくあっけらかんと表現できるところが緑魔子の才能。

隣の家の岸田森のインサートとかどういう意味があるのだろう?いずれにせよ、人と人の距離が今よりも近いので、ひどい話であっても開放感はある。そう考えると現代とはやはり「閉塞」の時代なのかな。
牧史郎

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