「シング・ストリート」の公開が待ちきれず、同じく青春&音楽映画ということで久しぶりに鑑賞。
初めて観たのがたぶん中学生のときぐらいで、その頃と比べると心に響かなかったのはたぶん歳を取ったせいだろうな…。
どちらかといえばスティルウォーターのメンバーの方が歳が近くなった今改めて観ると、未成年の女の子たちを自分勝手に連れ回して何このロリコンおじさんたち…しっかりしなよ…とどうしても思ってしまう。
あとこれはもう完全に好みの問題なんだけど、個人的にはヒロインのペニーレインよりも、ズーイーちゃん演じるお姉ちゃんの方が断然可愛くて、なので主人公がペニーレインに陶酔する気持ちがいまいち理解できないのが結構致命的。ペニーレインを好きになれるかなれないかでこの作品の受け止め方が人によって全然変わるだろうなあ。
でも、ペニーレインの泣き笑いのシーンはとっても美しくて大好き。ツアーバスの中から外を走る女子高生たちに中指を立てるシーンは、ただの一時的な嫉妬というよりは、華やかな世界に入り浸る代わりに「普通の女の子」にはなれない彼女の寂しさを感じて、ここのペニーレインは人間味があってすごく好きです。
