波野なみ松

あの頃ペニー・レインとの波野なみ松のレビュー・感想・評価

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)
4.5
ロックバンドとそのグルーピーの女の子の話なのに、主人公を記者に設定して、その視点で描いていたのが面白い。しかもその記者が、若干15歳の男の子。
バンド中心のロードムービーでもあるし、主人公ウィリアムの成長の物語でもあるし。すばらしき青春ロック映画。
英語のタイトルはバンドのツアータイトルと同じ『Almost famous』(映画の中の字幕では「ブレイク寸前」と訳されてたね)だったのに対して、日本語のタイトルは女の子にスポットが当てられ、恋愛に軸があるみたいなのが、なんだかなぁ…。
でも、タイトルに名前を入れたくなるのもわかるほど、ペニー・レイン役のケイト・ハドソンは謎めいた魅力爆発。ライブ終了後の誰もいない会場で彼女が一人踊る、何でもない短いシーンにぐっときたなぁ。みんな好きになっちゃうよね。
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