Jimmy

サン★ロレンツォの夜のJimmyのレビュー・感想・評価

サン★ロレンツォの夜(1982年製作の映画)
2.8
パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督が描いた第二次世界大戦のさなかの一般人のドラマ。
戦時中を描いた映画ではあるが、戦争そのものを描いている部分は少なく、一般市民の視線で物語が展開される。

ある男女の結婚式から始まるが、「アメリカが攻めてくる」というセリフから戦時中のイタリアであることが分かる。
イタリアの田舎町で「皆、大聖堂に集まるように!」との指示が出るが、大聖堂に集まるのが安全なのか、違うところに逃げるのが安全なのか、誰にもわからない。このあたり、「二者択一の運命」という何気ない風景の中に、緊張感を感じる。

夜中3時の建物爆破に耳をそばだてる人々の「耳のアップシーン」が印象的。
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