電気羊

サン★ロレンツォの夜の電気羊のレビュー・感想・評価

サン★ロレンツォの夜(1982年製作の映画)
3.0
監督の実体験に基づき、第2次世界大戦末期を舞台として6歳の少女を主人公にして製作された作品だとか。

ドイツ軍の侵攻から逃れるためイタリアの村人は故郷を捨てアメリカ軍へ助けを求めに旅立つのだが、途中、ムッソリーニ派残党に見つかり同じイタリア人同士で殺し合うことに。

ラストで母親になった少女が、自分の赤ん坊に子守歌代わりに聞かせる当時の話は、子供というのは戦争という悲惨な状況においても無邪気に遊び絶望しないものだということを、タイトルの「サン★ロレンツォの夜(流星の降る夜は奇跡が起きる)」に準えたものだったのか。

しかし、イタリアはドイツと同じ枢軸国のはずなのに、なぜ攻撃されるのかと思ったら北部はムッソリーニ派だったが、南部は反ムッソリーニ派で早期に連合国に加盟していたことをネットで知った。なるほど。
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