特典映像の最高傑作。あまりに気合いの入った怒りの絶叫に、てっきり映画の1シーンかと思ってたら、オフショットだったでござる。プロデューサーに向かって「ちゃんとしたロケ弁を食わせろ」って。
もはや「発狂」ではなく「発症」。平常時から狂ってるから。わめき散らすキンスキーの姿を眺めているだけでも2時間もつんじゃないか?
片や、被害者ヅラしているヘルツォークだが、こんなマジキチをなだめすかして、しかも5本も一緒に映画を作ってるぐらいなんだから、こっちの方がよっぽど狂ってる。先住民たちがキンスキーより彼の方を恐れたのも納得。
これだけやりたい放題で傷付けあって、離れてもまた戻ってきて何事もなかったかのように仕事してたりって、もはや擬似父子じゃん。そう考えれば不思議でも何でもない。
あと、カメラの横スレスレや下から画面にヌッと入ってくる演出は、確かに発明だな。誰がやるかにもよるが。でも、これって発祥は、キンスキーが脇役でしょっちゅう出ていたマカロニ・ウエスタンじゃないのか?