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キンスキー、我が最愛の敵のfilmoutのレビュー・感想・評価

キンスキー、我が最愛の敵(1999年製作の映画)
4.4
クラウス・キンスキーの異常さを淡々と語るヴェルナー・ヘルツォーク。
たまに挿入される、叫びまくるキンスキーの映像を見て凄まじい自己愛だと感じるのだが、実際に撮影された映画のワンシーンを見ると「いややっぱりヘルツォークもおかしい」となるループ。

名優という言うよりはB級から出てきてヘルツォークという水を得た魚、怪優クラウス・キンスキーだが長女を10年以上もレイプし続けた本当の異常者でもある。
それでも何故か彼らの作品には狂信的なまでに惹きつけられる魅力があって、常に説明のつかない凄いモノを見せられている気分になる。
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