このレビューはネタバレを含みます
事実に基づく話。1968年のハーレム、アメリカの景色としておぼえておきたい。
モハメド・アリとジョー・フレイジャーなこととか。
にしてもだな、結婚式帰りに、妻からのプレゼントを目の前で燃やしたのは(脚色かもしれないが)あまりにも行き過ぎ。
「警察は信用ならない」の歴史は長く根深いと思った。事実に基づくだけに、繋がりがわかりやすかった。背景にあるベトナム戦争も、捜査の中にさえ人種差別が入ってくることも。
金儲け、薬物依存、家族経営。辛いものに溢れてた。
犯人だけでなく、警察最大のスキャンダルを詳にした捜査官であり、弁護士に転身して犯人との約束を果たす、リッチーが1番すごい。