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夕陽のガンマンのtkのネタバレレビュー・内容・結末

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

我われはこのポンチョを知っている!
いや!このまなざしとこの顔の髭を知っている!
「続...」の方を先に観ていたせいで、リー・ヴァン・クリーフが先に出てきてニヤニヤしてしまった。
めちゃ好きなイケオジじゃあねーか。
今作に於けるモンコとモーティマー大佐のヴィジュアルと関係性は、メタルギアソリッド3のネイキッド・スネークとオセロット少佐そのもの。
小島監督、本当に好きだなぁ。
大佐がリボルバーにストックを装着していて、これか!とテンション爆上がり。
ハットの挑発に耐えた後、これでもか!と度量の違いを見せつけてくれて、溜飲が下がると同時に、なんかもう撃ち抜かれた。
主人公以上にカッコいいってありかよ。
そんな頭から爪先まで洗練された紳士の大佐と荒削りながら死線をくぐり抜けてきたモンコ。
対照的な2人が金の為に協力しつつも、出し抜こうともするハラハラ感。
しかして、大佐の真の目的に漢たちは結束する!!
もちろんエル・インディオの強烈な眼光と悪のカリスマ性と哀愁はこの上なく魅力充分。
ラストのオルゴールに痺れて、心の中で雄叫びを上げた。
ヒョェェェ、サイコォオオ、1億点!!
ドル3部作の中でこれが1番好きかも。
2人の男と無法者たちの抜きつ抜かれつの知恵比べ。
最後まで誰が笑うか分からない混沌。
道を切り開くのは一丁のリボルバーのみ。
アメリカを開拓したガンマンの美学、ここに極まれり。
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