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夕陽のガンマンのsithmaroのレビュー・感想・評価

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)
4.3
いわゆる「ドル箱三部作」とか「名無し三部作」と言われている作品の2作目。
正確にはシリーズでも何でもなく、個々の独立した作品を後付でそう呼んでるだけ。
ただ、そんなカテゴライズをされる程にマカロニウェスタンを代表する作品と言っても過言ではないだろう。

個人的にはそんな三部作の中でも一番好きな作品。
いやあらゆる西部劇でも一番好きと言っていい。
元々はジョン・ウェインから西部劇にハマり、その後マカロニウェスタン、とりわけイーストウッド主演のこの三部作に傾倒していった。
そんな中学生が40年近く経過して、今でもマカロニウェスタン好きを公言しているのだから、なかなかに中毒性の高いジャンルだと思っている。

で、この作品だがイーストウッドの魅力は言わずもがな、リー・ヴァン・クリーフが実に魅力的だ。
「悪役」のイメージか強いリー・ヴァン・クリーフが、もう一人の主人公モーティマーを演じたことに意義がある。
そう思わざるを得ない程に彼は理想的なキャスティングだったと感じる。

そして演出と音楽の魅力も忘れてはならない。
「ドル箱三部作」がなぜ半世紀以上経過した今でも最上映されるほど人気があるのか?
そこには監督のセルジオ・レオーネと音楽のエンニオ・モリコーネの功績も大きい。

つまりこの映画は最高だ。
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