Jimmy

八月生れの女のJimmyのレビュー・感想・評価

八月生れの女(1963年製作の映画)
4.0
若尾文子主演の未見作だったが、DVD化されたので購入して、ようやく観ることができた。
物語は割とシンプルで、ホノボノと観ることができる1960年代の大映作品。
「八月生まれの女は気が強い」という設定で、この恋の行方はどうなるの?的な映画なので、観ていて楽しい。
また、カラー映画なので、和服と洋服を着こなす若尾文子の艶やかさにウットリさせられる。

若尾文子は女社長の役であり、宇津井健がライバル会社の社長の息子で最初は産業スパイの役、川崎敬三は四国のデパート家族の次男で若尾文子と見合いする役、と大映映画になじみのある配役。女社長の秘書役を東野英治郎が演じていたが、なかなか笑わせてくれる爺さん役であった。

映画は、宇津井健の車に若尾文子が運転する車が追突したという件から始まる。宇津井健は「追突した方が全面的に悪い!」、若尾文子は「何言ってるの、あんたがバックしたんじゃないの!」と意見食い違う。
宇津井健は、八月生まれで気が強い若尾文子に惚れるのだが、なかなか結婚しようとしない女社長を見合いさせようと企んだ東野英治郎が見合いさせたのが川崎敬三。
さて、女社長の恋の行方はどうなるのか……。(結果は観てのお楽しみ)
Jimmy

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