このレビューはネタバレを含みます
キャストの演技は皆とてもよかった。
個人的に、ホームレスや借金ギャンブラーが出てくる作品のジレンマとして、こんな顔が良い人が?とか、なりの良さそうな人が?という違和感がついてきてしまうんだけど、比較的そこは気にならなかったかも。
宮崎あおいの役柄(母親の方)は流石に意外だったけど、うまく演じ分けていたと思う。
群像劇自体が好きなのでこの作品についても好印象。ただ、それぞれのキャラクターがあまりにもちょうど繋がりすぎて、巡り合わせの構造がご都合主義のように感じる部分もあった。ドラマチック過ぎるというか…
ただなんだかんだ楽しめた。西田敏行が息子と対面するシーンは少し泣いた。嘘だったけど。