Nana

ステイン・アライブのNanaのレビュー・感想・評価

ステイン・アライブ(1983年製作の映画)
3.8
サタディーナイトフィーバーの続編、シルベスタースタローン監督作。
シルベスタースタローンも、チラと出てます。
評判が悪いからハードルを下げて見たせいか、私はかなり楽しめました。
時代的に音楽的にロッキー3ぽいかな。
アポロとトランクス貸し借りして、へそ出してビーチでイチャイチャしてたロッキーは、こういうの目指してたのかしら。

何よりトラボルタが目の保養。「ヘアスプレー」のママや、OJシンプソンのハゲ弁護士と同一人物とは思えないイケメンぶり。
細マッチョで髪はフサフサ、笑うと女性は腰砕ける。
歩くだけでフェロモンダダ漏れだけど、ディスコやペアダンスだけじゃなくてブロードウェイも踊れたんだなあ(*´艸`)過去形w
監督の好みか、布が極端に少ない衣装で体はヌルヌルテカテカ、スローモーション多めです。

ストーリーは前作の数年後、街のチンピラから抜け出そうとブロードウェイでダンサーを目指しているけど、パッとしない主人公が成り上がるまで。ここもロッキーぽいかな。

彼女はいるけど、度々イギリスから来たトップダンサーに目移りすることも。
ついに両方からフラれてやさぐれた時に、ママンに「あなたはそれでいいのよ」って励まされます。
前作は仲の悪いパパとか牧師になろうとした兄ちゃんとか、家族多かった気がするけど、今回はママだけ?! 家も立派になったような?

そんなトニーを支えたのは、自分が表に出ることなく、いつも彼を気遣うエイドリアン…じゃなくてジャッキー。やっぱりスタローンはこういう地味で強い女性が好きなのかも。

最後にトニーの公演シーンがたっぷりあって、時代的にかなり濃い演出。
全身ラバースーツとかムチとか?「ヌードはダメよ」って言ってたママン的にあれはOKなのか?!
魔法にかけられてピンチになったところから抜け出してのフィナーレは、キャプテンEO風でした。
脂っこい80年代を堪能したなあ…

リズムギター弾く人は信用できないらしい。
Nana

Nana