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泥棒成金のNICEのレビュー・感想・評価

泥棒成金(1954年製作の映画)
3.6
ヒッチコック監督作品の中でも、かなりビジュアルに凝っている作品。

グレース・ケリー& イーディス・ヘッドの名コンビが贈るファッションショーとしてだけでも楽しめる映画。

花火の見えるホテル部屋のシーンは、ヒッチコック監督作品で最も美しいシーンの一つだと思う。光の当て方と意味深なセリフがもう絶妙。

ただ面白そうなストーリーにしては、『めまい』『北北西に進路を取れ』あたりと比べると印象に残る作品ではないかも。
ヒッチコックは今作ではサスペンスよりも、セクシーな恋愛映画が撮りたかったんだろうなぁ、多分。

軽快だけど、どこか不気味さも漂う、ちょっと不思議な映画。歴史に残るような傑作では無いかもしれないが、個人的には好きな作品👍
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