きっとこの作品をジャック・ラカンの諸思想(鏡像段階論、現実・象徴・想像の三界区分、父の名、ファルス、母親と娼婦)などを用いながら解説出来れば分かりやすいのであろうし、格好良いのだろうけど、いかんせん…
>>続きを読むクラシックな佇まいとポップさを兼ね備ながら、その時代の夢と現実の狭間を歩み行くかのようなその描き具合がたまらなく良かったな。
幻想的で鮮やかに美しく、時にユーモアやキレのある展開を交えながら描き出し…
【A面:引き裂かれた二人のマッチ売りの少女/B面:エジソンの発明物語】
広場に人々が集まる。すると、ぼわぁと眩い恍惚の点々が浮かび上がるのだが、フッと消えてしまう。人々は文句を言うと、再び恍惚な灯り…
マッチ売りの双子を幻想世界へ誘うロバ、オリエント急行の車窓、新年を告げる蒸気、オレグ・ヤンコフスキーと螺旋階段、テーブルテニスに興じる貴族、アリスを彷彿とさせるシベリアでの邂逅、二人のドロサ・セグダ…
>>続きを読む[20世紀、それは"映画の世紀"だ] 100点
"闇の中に見たこともない光が灯った。それは20世紀の光だった―――"というキャッチフレーズも詩的で美しいエニェディの監督デビュー作。『嵐の孤児』から…
2017年、久々の新作で金熊賞を受賞したイルディコ・エンエディがカメラドールを受賞した作品で、可笑しな内容に映像の叙情性、そして映画愛に好感が持てるものになっていた
冒頭から電球の白が美しく、それ…
© Hungarian National Film Fund- Film Archive/photo:István Jávor