ぶちょおファンク

私の20世紀のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

私の20世紀(1989年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★1.5

イルディコー・エニェディ監督長編映画デビュー作(1989年製作)らしく、同監督作『心と体と』(2017年)がきっかけなのか、2017年にハンガリー国立映画機関等でデジタル修復された作品のようだ。

良い点
◯光と影、白と黒が印象的で象徴的。

気になる点
●トーマス・エジソンやニコラ・テスラの科学による時代の移り変わりやハンガリーが持つ歴史の光と影、一見するとドーラとリリも対照的でそれらに当てはまる性格ではあるけど境遇はどちらも影(詐欺師と革命家)としか思えないのは自分の読み取り不足か…?

☆総評
『心と体と』(★4評価)と今作の2本しか観てないので断定は出来ませんが、このエニェディ監督は一貫したテーマや自身の人生哲学を盛り込んだ作品づくりをしている印象を受けた。
お国は違うがジャコ・ヴァン・ドルマル監督(ベルギー)と同じような作家性を感じる、エニェディ監督創作の原点を知る上で興味深い作品ではあった。

2021年346本目(+短編20本)