masat

私の20世紀のmasatのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
1.9
エジソンが邁進する1800年代末から20世紀最初頭が舞台。そんな好背景の中、何故か引き離された双子が、革命テロリストと詐欺師への道を歩み出す、とそんな設定は素晴らしいのだが、どうも感情が乗らない。

勿論、目新しい映像美は、あるにはあるが、超一部の熱狂的なファン以外には、単なるアート映画、即ち、物語にドライブされないぼんやりと綺麗な作家性を感じなくもないが、強く焼き付かない映画、でした。

この女性監督が、遥か28年後に『心と体と』(17)、あの強烈な傑作を生み出す訳なのだが、一体この28年の間に何があったのだろうか?
masat

masat