ばあばちゃん

私の20世紀のばあばちゃんのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
-

激動の20世紀の幕開け、生き別れた双子の数奇な運命をモノクロ映像で描く。

1880年、ハンガリーのブダペストで双子の姉妹リリとドラが生まれる。やがて二人は孤児となり、別々の養い親の元で育ち、全く違う人生を歩む。20世紀を迎える夜、同じ駅のホームの上りと下りに分かれて、二人は列車にのっていた。リリはオリエント急行で男達を惑わす女詐欺師、ドラは三等車で緊張に震える女テロリスト。別々の方向へと走り出したそれぞれの列車だが……。

ポーランド出身の女優ドロタ・セグダが主人公の双子とその母の3役を演じる。

「心と体と」のイルディコー・エニェディ監督が、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞した長編デビュー作。