Sito

私の20世紀のSitoのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
5.0
泣いた。
話の筋は散漫でよくわからないがそういうのはもうどうでもいい。
泣きポイント。
・オープニング。電球を初めて目の当たりにする人々。電球に背を向けるエジソンと、その様子を見下ろす星々。
・ロバに乗る双子。ロバはあの世からの使者で、双子はロバに乗って死んだお母さんに会いに行く。
・大晦日、向かい合わせに停車した2組の列車。向かい合う一等車と三等車の人々。混ざり合うことのない階級の人々が、19世紀の最後の瞬間に5分だけ交差する。はかない。素晴らしい20世紀が来るという期待が切ない。観客は20世紀がどういう時代だったかを知っているから。
・ラスト。今までのごちゃごちゃしたストーリーも、すべては夢だった。

すごくいい。
Sito

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