QTaka

私の20世紀のQTakaのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
2.4
『心と体と』エニェディ監督のデビュー作ということで、期待して見た。
????っと、不思議ちゃんな映画でした。
まぁ、確かに『心と体と』も、かなり「?」な映画でしたからね。
私は好きでしたけどね。
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「20世紀」という時代の始まりをこんな風に見せるんだなぁ〜。
鍵になる新技術『電気』。
エジソンがいて、テスラが居た頃なんだね。
他にも、蒸気機関車、電報なども。
そして、時代が大きく動き出した、そんな時でもあった。
だから、みんな「何かが起きる」「何かが起こる」「何かがはじまる」そんな期待を胸にに秘めていたんだね。
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双子の姉妹が辿った人生は、時代の波に乗ったのか、呑まれたのか。
双子が示してくれたのは、時代の裏なのか表だったのか。
モノクロの映像が示してくれたのは、新しい時代の始まりであり、電灯の明かりが照らし出したのは、時代の希望だったのかな。
でも、照らし出したその姿には、必ず影が有ったのも事実だろう。
旅の列車の喧騒の中で迎えた新年は、希望と共に不安を抱えていたのは事実だろう。
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このモノクロの映像表現は良いですね。
それは、この時代設定だからなのか、この監督の表現に合っているのか。
つまるところ、よく分かんない映画でした。
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