リトアニアへの旅の追憶に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 5ページ目

「リトアニアへの旅の追憶」に投稿された感想・評価

白

白の感想・評価

4.5

旅の魅惑はただ単に、空間やかたちや色彩から――人が訪ねる場所あるいは通り過ぎる場所から――ひきだされるのではない。それはまた、人が再活性化する、様ざまの個人的な「時」からもひきだされる。生涯の旅をさ…

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中庭

中庭の感想・評価

4.7

早稲田松竹で35mm鑑賞。
自由自在に動き回る、とても目で追い切れぬ軌道を描く手持ちの映像の静穏な嵐。
気付けばイメージは内面化され、ただ眺めているだけのはずのフィルムの表層に、鑑賞者自身の柔らかな…

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RaRaRa

RaRaRaの感想・評価

4.5

最近読んだ「この映画を視ているのは誰か(佐々木敦)」の中に映画のカメラの視点は幽霊の視点そのものだ、と書いてあったが、この映画のカメラはゴーストメカスの視点そのものだ。彼は母親を見つめるが声はかけな…

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masato

masatoの感想・評価

5.0

ジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』。
まだ18歳だった僕は大阪の映画の学校の硬い椅子に座って、リトアニアの風景を眺めていた。フィルムによる上映といういま思うと願ってもない環境だったけれど、…

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nothin

nothinの感想・評価

5.0
メカスの個人的な思いがより映ってることが嬉しいし何だか泣けたよ。
きゃ

きゃの感想・評価

4.2
百の瞬きに圧倒された。
これはホームビデオ叙事詩です。(断定)

亡命先のブルックリンの風景
難民の集い

故郷の豊かな自然
家族や親類との交流
27年の時間を埋めるかのように
飲んで歌って踊って楽しそうです♪

強制労働収容所
ウィーンの修道院
果物市場の火災

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ぞしま

ぞしまの感想・評価

5.0

観ながら永遠という言葉が浮かんできてあれやこれや考えていた。
永遠の事なぞよく分からないのだけど、これは永遠なのかもしれない、と。
永遠にに見ていられそうだ、と。

ところどころの台詞、写経したかっ…

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すんばらしい。
幼少期の過酷な状況は映画に社会性を重層的に帯びさせているのだが、本質的に故郷と親族、いなくなってしまった仲間たちに対する甘い感傷に満ちたフィルム。泣ける。
ysm

ysmの感想・評価

4.5

2019/6/7 1回目
2019/11/5 2回目
「その晩年に伯父は普通の人間の道を選んで来なかったことに果たして後悔の念をいだいてなかったでしょうか。私達がセーヌの河畔を戻ってきたある日のこと…

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