足跡

リトアニアへの旅の追憶の足跡のレビュー・感想・評価

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)
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家族の再会、団欒、牧歌的な風景は時に1人で作品に向き合っている視聴者を孤独な世界へと突き放す。多分この作品にストーリー性が存在していたら、そんなに気にならなかったはずだ。私には牧歌的景色への耐性がない(それは時には魅力的に映り、時には私自身を飲み込む)途端にその風景に1人取り残されてしまったような感覚になる。ただ中盤から自分の旅行を写真やビデオによって振り返っているような感覚になり、それこそがまさに題名にある「追憶」であるとわかったような気がした。
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