リトアニアへの旅の追憶のMypageのレビュー・感想・評価

16mmフィルム上映@粟津潔邸

人物の顔、肩、手先、足元、焚火、鳥、風景とぐるぐる移り変わっていく。
映写機のカラカラ回る音と、一定のリズムを刻む呼吸のようなノイズ音。
展示においてあった雑誌の切り抜きの中沢新一と細野晴臣の対談で、強迫観念ということと、ふるさとということが話されていた。旅というもの。
ただひさしぶりに実家に帰っただけ、というように撮られているフィルムなのに、自分が実家に帰ってカメラを回してもこのようには撮られないだろう。