朔

リトアニアへの旅の追憶の朔のレビュー・感想・評価

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)
3.5
パタパタと切り替わるショットが点描画の点のように思える。日記映画でありながら、反戦映画ともとれるこの作品は母親への愛に溢れている。
小さなテーマのなかに大きなフレームがあって、鑑賞中は近くにいすぎて点と点の集合にしか見えないものも、見終わって一息つき、自己のなかに消化する。一歩離れた場所から見るとこの作品は人生という大きな点描画になっている。
/ビデオで見たのだけれど、ブクログになかったのでこっちに。
朔